CASBEE(建築環境総合性能評価システム)
CASBEEについて
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境性能で評価し格付する手法です。
省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムです。
CASBEEの特徴
建築物の環境に対する様々な側面を客観的に評価するという目的から、
1. 建築物のライフサイクルを通じた評価ができること2. 「建築物の環境品質(Q)」と「建築物の環境負荷低減性(LR)」の両側面から評価すること3. 「環境効率」の考え方を用いて新たに開発された評価指標「BEE(建築物の環境効率)」で評価すること
という3つの理念に基づいて開発され、BEE値の大小で5段階にランキングされます。
BEE建築物の環境効率= Q(Quality)建築物の環境品質LR(Load)建築物の環境負荷 ・・・ Q1 室内環境Q2 サービス性能Q3 室外環境(敷地内)・・・ LR1 エネルギー
LR2 資源・マテリアル
LR3 敷地外環境
ランク 評価 ランク表示 BEE値ほか S 素晴らしい ★★★★★ BEE=3.0 以上かつQ=50 以上 A 大変良い ★★★★ BEE=1.5 以上、3.0 未満 B+ 良い ★★★ BEE=1.0 以上、1.5 未満 B- やや劣る ★★ BEE=0.5 以上、1.0 未満 C 劣る ★ BEE=0.5 未満
近年、制度の義務付けによってCASBEEは急激に普及し、建物の省エネルギー
性能だけでなく建物敷地全体の環境性能にも問われる時代になってきました。SG企画では環境性能の評価業務にも取り組んでおります。